学会概要

一般社団法人 日本コンピュータ外科学会の学会概要はこちらをご覧ください。

理事長挨拶

 日本コンピュータ外科学会会員の皆様、ならびに、本学会に関心をお寄せいただいております皆様、2019年11月より本学会の理事長を拝命いたしました。

 日本コンピュータ外科学会は、その名のとおりコンピュータ技術を基礎として外科分野の診断と治療、特に手術支援に関して各種の最先端医療機器やシステムの調査・研究・情報交換を行うことを目的としています。昨今のデジタル技術の進化は皆さんもご存知のとおり目を見張るものがあり、AI、IoT、ビッグデータ、5Gなどを中心としたデジタル革命が急速に進んでいます。例えば、一昨年、昨年の本学会の大会でもAIを用いた手術支援技術に関する研究発表が多くなされており、当該分野の研究が進んでいることを示しています。今後、術前・術中・術後の医師への高度な情報の提示や医師のトレーニングにおいてもデジタル技術の寄与が大いに期待されます。これらの技術はいわばサイバー空間における革新ですが、当然ながら手術は、フィジカル空間で行われますので、術前・術中・術後でのデータ収集を行うセンサー技術をはじめとする高機能計測技術や、各種医療機器そのものの開発、安全性向上もますます重要になってきています。サイバーフィジカル双方の空間における発展は車の両輪のように必要不可欠ですので両方の分野の技術開発が共に進んで欲しいと思います。

このような技術革新の成果である医療サービスが一部の人だけでなく、多くの人に行き渡るようにし、誰もがどこにいても同じようなサービスを享受できるインクルーシブな社会の実現が期待されます。このような環境を実現するための更なる技術開発や社会システムなどを実現する政策、法整備も進んで欲しいと思います。また、デジタル技術を組み込んだシステムの長所だけでなく、その限界についての理解や倫理的な側面の教育も重要であると考えています。

日本コンピュータ外科学会の活動が世界においてますますビジブルになるように情報発信の活性化も進めていきたいと思います。また、日本コンピュータ外科学会が上記の事項を推進するために会員の皆様の集う場所になるよう、遠隔会議システム等のツールの活用はもちろん、膝を突き合わせて熱い議論ができる場となればと思います。

皆様のご協力のほど、よろしくお願いいたします。

日本コンピュータ外科学会理事長 光石衛

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