日本コンピュータ外科学会(英文名称:The Japan Society of Computer Aided Surgery)は、外科分野の治療面、特に手術支援に関して
コンピュータ技術を基礎にした各種の最先端医療機器やシステムの調査・研究・情報交換を行うことを目的として活動を行っている学会であります。
現在の調査研究課題は、各種医用画像の再構成像を基にした術前診断・手術計画・手術シミュレーション、術中使用を目的とする各種治療診断機器、
治療支援ロボット、術後の経過観察支援システムなどといった手術全般にわたって支援を行うComputer Aided Surgery (CAS)システムという概念に総合されます。
本学会は平成4年9月18日に設立され、設立総会における記念講演会は日本学術会議医用生体工学研究連絡委員会との共催により開催され、
現在日本学術会議に研究団体として登録されている団体であります。 現在、同様な研究が欧米においても精力的に行われていますが、
内容的にはわが国の研究レベルは高く欧米の研究者から注目されていおり、1996年に設立された国際コンピュータ外科学会
(International Society for Computer Aided Surgery)の名称は本学会から派生したものであります。
コンピュータ技術の治療分野への応用は現在ますますその重要性を増しており、これらの諸問題に対する医学的立場・工学的立場からの協力による
アプローチは重要かつ不可欠であると考えております。この分野の研究開発に新しい寄与を行い、当該分野を発展させることが本学会の目指すところであります。
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